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寄付報告

村田隆志様よりご支援

2024.04.09
寄付報告

 宜野湾市内の高齢者施設で亡くなった神戸市出身の村田隆志さん(享年70)よりご寄付1千万円を賜りました。神戸市内で居酒屋を営んでいた経験から、大好きな沖縄で子ども食堂を開くことが夢だったという村田さん。最期を見守った周囲の人々が「沖縄の子どものために託したい」と話していた村田さんの思いを継ぎました。
 村田さんは若い時から幾度となく沖縄を訪れ、「来世では絶対に沖縄県民に生まれ変わる」と語っていたという。70歳を機に沖縄移住を計画していたが、2021年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症。神戸市内で入院したが、沖縄への移住を諦めなかった。
 生活支援や死後の事務などを担う非営利団体「えにしの会」(那覇市)に依頼。宜野湾市のサービス付き高齢者向け住宅「願寿苑(がじまる)」への入所が決まった。23年4月、念願の移住を果たした。
 「願寿苑」施設経営事業主の名嘉廣さんは「オートバイでツーリングを楽しみ、沖縄の景色に癒やされると熱弁していた」と振り返る。

村田隆志さん

(右から)古賀尚子弁護士、名嘉廣施設経営事業主、松川正則市長、武富和彦代表、川嶋成美相談員=8日、沖縄タイムス社